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「出会い」と「別れ」

by Ryota Nagashima


ワークの終わりに感じる行き場のない悲しみはおそらく、一緒に活動した仲間に会う機会はもうないのだろうと分かっているから。

中国の地でロシア、デンマーク、スペイン、メキシコとそれぞれの国から集まった人達と過ごした9日間はとても刺激的だった。

過ごした時間が良いものであるほどに悲しみも大きくなる。

それにしても別れの挨拶が苦手だ。

決まり言葉の「また会おう」は、そこに感情が込もるほど、空しさみたいなものが乗っかり言葉の意味と感情が乖離していく。

意味と感情が乖離した「また会おう」は無理矢理に作った笑顔と一緒に発せられる。

また会える人にわざわざまた会おうなんて伝えたりはしない。


それでも時々、本当にまた会えるんじゃないかと感じるように言葉を発する人達がいる。

彼らはまるで未来を知っているかのように、

確信に満ちた表情で言葉をかけてくれる。

彼らの言葉にはパワーがあって、相手の言葉に手を差し伸べる。空しさの伴ったまた会おうが少しだけ現実味を帯びるんだ。

そんな風に言葉をかけることが出来る彼らが正直とても羨ましい。


これからも「出会い」と「別れ」が続く。

それも今までの自分が体験したことのないスピードで。

そんな中で少しずつ自分の「また会おう。」が相手に伝わるように、別れに向き合い言葉で伝えることを大切にしたい。



Ryota Nagashima
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