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林業-後編

by Ryota Nagashima

前回のブログの続きです。

当たり前にある「道」

講座を通して最も貢献できていると実感できたのは「道作り」だった。

正確に言うと、道作りを終えて下山途中に1番強く実感した。

道作りは奥多摩・鳩ノ巣フィールドでの最後の作業。かなり疲労も溜まっていたと思うのだけれど、メンバーの士気はとても高く、僕自身もなぜか体が動いた。

とにかく一生懸命、いい道を作るために1時間半ほど作業をして完成。自画自賛になるけれど本当にいい道ができたと思う。

指導員の方が初めて褒めてくれたって言えばその出来が伝わるかな(笑)

道作りを終えて、下山途中に足元を見てふと思ったことがあった。

「道だ。道になってる。」

当たり前のこと。

当たり前すぎてあんまり意識しないし、普段の生活だったら尚更意識なんてしない。だけど、さっきまで、その当たり前にある道を一から作っていたから気づいたことだった。

そこから下山するまでひたすら考え続けた。

いま歩いている道も、過去に道を作ってくれた作業員やボランティアの方々がいたから自分は森に入って作業ができている。

こう考えたら、途端に感情が溢れた。

過去の人たちへの感謝。

そして、

貢献できたという実感。

自分たちはこれから森に入って作業する人たちの為に道作りをしたんだと思えた時にこのような気持ちを持つことができた。

林業の価値

思えば林業とは、このようなことが1番実感できる仕事なのではないか。

いま育てている木がお金になるのは数十年後で、その頃にはもう引退しているかもしれない。言ってみれば育てた木の恩恵を受けるのは自分たちではない。

でも、昔の人たちの恵みがあるから生活できている。

大切に育てられてきたかどうかは木は見れば分かる。どれだけ大変な思いをして、最終的に木を売ることができるのか、現場の人達はよく知っている。

昔の人たちが自分たちのために残してくれたものを日々実感できているから、次の世代に繋げていくために今日も森に入っている。

こうやって、林業は成り立っているのだし、森は守られているんだということが理解できた時に、

改めて短い期間だったけれど林業に携わることができて良かったと思えた。

未来の人たちのために仕事を通して、

「いま」何かを残すことは大きな喜びがあると思っている。

奥多摩の未来

そして、

奥多摩には林業の他にも、奥多摩の将来のために、子どもたちのために活動している人たちがたくさんいる事を知った。

町おこし団体のOBC(Ogouchi BanBan Company)は子どもの教育を通して、子どもたちの、そして奥多摩の未来を作っていた。

運営メンバーの方々は、

「自分たちが楽しいから続けられる。」

とおっしゃっていて、

本当に面白い企画をたくさんやっている。

絵本作りや、

クラフトビール作りまで!

直接お話を伺ったことで活動について知り、実際に映像を見て子どもたちが伸び伸びと活動している姿を見て、

「奥多摩には未来がある。」

と、まだ何も知らない自分だけれど、本当にそう感じました。

おわりに

自分はこれから社会に出て仕事をする立場の人間です。

講座を通して、

過去の人たちの思いを継いで、

将来世代に繋げていく仕事をしたいと強く思いました。その中でも特に大切なのは自分自身が楽しむことです。

勢いで長々と書いてしまったけど、とりあえずまとめられて良かった。

これで林業についての2回に分けて書いたブログはおわりです。

最後まで読んでくださった方々、ありがとうございました。

あ、そうそう、

奥多摩でめちゃくちゃイケてるフリーペーパーを見つけました。

地域を紹介するフリーペーパーでかっこいいランキング1位です。←他の地域のを見たことがないけど笑

調べたらPDF版もあったので興味がある人はぜひ。

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