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林業-前編

by Ryota Nagashima

12月〜1月に、全5回に渡って

JUON NETWORKが主催している森林ボランティア青年リーダー養成講座に参加しています。

JUON NETWORK(樹恩ネットワーク)は、都市と農山漁村の人々をネットワークで結ぶことにより、環境の保全改良、地方文化の発掘と普及、過疎過密の問題の解決に取り組むことを目的としているNPOです。

講座を通して、本当に様々なことを学び、感じることができたので、それらを残しておきたくてブログに書くことにしました。今回はちょいと長くなりそう。

参加した理由

自分たちが何気なく使っている机や椅子など、木を使ってできている物がどのようにして生まれているのかを知りたいと思い、木を育てて、伐採をするという体験ができるから参加を決めた。

僕は自分が使うもの、食べるものなどがどのようにできているか、どんな人が携わっているのかということ、つまり「背景を知る」ということはとても大切なことだと考えている。(これについては、いつか別の形で言葉にしてみたい)

森林の手入れ

詳しく述べる場ではないからざっくりと説明すると、森林(人工林)の手入れは大きく分けて7つの工程がある。

①地拵え…植え付け場所の片付け、整地

②植栽…スギ、ヒノキ苗木3000本/1ha(サッカーコート1面分くらい)

③下刈り…苗木の成長を妨げる雑草木を刈り取る

④つる切り、除伐…植栽木以外の木を取り除く

⑤枝打ち…節がない木材をつくるため枝を落とす

⑥間伐…木の密度を調整し生長を促す

⑦主伐…木材の収穫

この7つの工程を東京では50年くらいのサイクルで行なっている。ちなみに僕が行った作業は、下刈り、枝打ち、間伐。その他に道作りを行った。

驚きの連続

第1回の座学で、すでにかなりの衝撃とショックを受けた。もうこの時点で、当初の参加理由がぶっ飛んだ。それよりも、講座を通して少しでも貢献したいという気持ちが強くなっていた。

まず、日本で伐採した木のほとんどは輸出していて、私たちが使用する家具などのほとんどは輸入材である事。

そして、自分が思ってた以上に林業は衰退してしまっているという事。

エネルギー革命によって化石燃料が使用されるようになり、薪の利用率が減った。木材の輸入自由化によって、国産材価格下落、自給率が低下した。

様々な理由があるのだけど、

現在の林業は経営的にとても厳しく、補助金がないと存続すらできないとのことだった。

いざ森へ

フィールドは奥多摩・鳩ノ巣。

東京なのに都心部とは景色が全く違う。

辺り一面が森に囲まれていて、空気が澄んでいる。最近では観光客も増えていて、休日にはアウトドアを楽しむ方が多く訪れる場所だ。

いざ、森に入って作業をしてみると、

当然だけど何もできないことを思い知らされた。単純なロープワークさえも覚えが悪くて、初日は正直辛かった。その夜はひたすら復習をして、覚える努力をしていた。

2日目は枝打ち。指導員の見本を集中して聞いた。あそこまで人の説明を真剣に聞くってこと、そうないと思う(笑)

教えてもらった通りに準備をして、

森に入って2日目にして、急斜面に立つ木に登る。5メートル程の高さまで登ったが、斜面なので実際よりかなり高く感じた。

「面白い。」

なにが面白いんだってつっこまれるかもしれないけど、その場にいた誰よりも高い場所で、奥多摩の景色を見たときに最初に湧き上がってきた感情がこれだった。そこからは夢中になって枝打ちをして、気づいたら終わってた。自分の中で初めて貢献できたと思えた瞬間だった。

次回へ続く

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